令和5年度 青年部会長 ごあいさつ

銚子商工会議所青年部第50代会長 株式会社 東部電気 青野 正俊

令和6年度スローガン

ONE TEAM

このスローガンを聞いたことがある人はたくさんいるかと思います。 これは2019年ラグビーワールドカップで日本代表が掲げたスローガンです。 番狂わせが起きにくいラグビーでは世界ランク下位の国が上位国に勝利するということはほぼありません。2015年大会で当時世界ランク3位の南アフリカに当時世界ランク13位の日本が勝利し「ブライトンの奇跡」と呼ばれ世界中に驚きをもたらしました。 2019年に日本で開催されたワールドカップでは2015年大会での日本の勝利は偶然で あったと開催前は上位国に軽視されていました。 しかし開催されると世界ランク1位のアイルランドや7位のスコットランドにも勝利を収め偶然でも奇跡でもなかったと世界中に認識されました。 ラグビーは他の競技と違い日本代表選手には様々な国籍の選手がいます。 その為、日本では当たり前だと思っていた事が外国籍の選手には当たり前ではなく練習方法や振る舞い等について様々な軋轢が生じたとその後の話で聞いたことがあります。 その軋轢を解消する為、何に注力したかと言うと「相手をよく知る」と言う事でした。 出生国も環境も違うメンバーに戦術を落しこむことは容易では無い為、まずは対話をして相手の文化を知り、さらに日本の文化や国歌の意味を伝えたそうです。 そのあとで、戦術や日本代表としての心構えを落とし込み、当時の日本代表を作り上げ、 世界を驚かせるチームとなりました。

青年部メンバーは銚子に事業所があるという共通点はありますが、それぞれ置かれている環境や仕事等は同じではありません。 その為、令和6年度は、「相手をよく知る」ことから始めていきたいと考えます。 今後どの様な事業を行うにもまず相手の考え方が分からなければ協調する事が出来ません。 大勢の前で話す事が得意な人もいれば不得意な人もいます。何が得意で何が不得意なのか、人を知ることは簡単な様で簡単では無いとは思いますが一年を通じて相手を知ることが出来れば良い事業が行えると確信しています。

我々が活動している銚子市は年々人口が減少傾向にあり、青年部活動や各々の事業にも 今後、影響を及ぼしていくことと思われます。 青年部に関してはメンバーが減少していくことが予想されますが、メンバーが少ないという理由で事業を縮小したり諦めたりするのではなく、人数が少ないからこそ知恵を絞り自分たちが面白いからやる!と納得できる事が行える青年部にしていきたいと考えます。 今年度のスローガンであるONE TEAMとは「一色に染まる」という意味ではありません。 私の考えるONE TEAMとは目標に向けて編成された各委員会を形成するのは「ひとりずつ」であり、そのひとりずつがお互いに認め合い、違いを見つけ、掲げた目標に向けて様々な方法や内容を模索し、ひとりずつが自分にあった方法で進めていき、最終的にひとつのチームとなり目標を達成することです。

また、そのチームを青年部だけではなく他団体や市町村等、様々な人を巻き込んでTEAMにしていきたいと考えます。 この様な動きを継続する事で、今後人口が減少するに伴いメンバーが減少してきた時にも対応できる力が培われるのではないかと思います。

【結びに】
1975年5月に発足した当青年部は本年度にて創立50周年を迎えます。 2023年まで47名の歴代会長及び多くの先輩・現役会員に支えられてまいりました。 この50年の間には各所での自然災害や新型コロナウイルス等、様々な困難な状況もありましたが当時の現役メンバーが最善を尽くし活動を行って来ていただいたからこそ50周年を迎えることができました。 100周年に向けての再スタートになる本年は私たちの想いやノウハウを次代へ繋ぎ、 50年後のメンバーが面白いと思う事業を行う際の手助けとなる土壌を作り上げていきたいと考えます。

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